#032 | 9月23〜29日の暦&詩人・石原弦「分水嶺」
Description
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。
9月23日から29日の「今週の暦」として、七十二候「蟄虫坏戸」から広がる古代からの自然観と、現代への繋がりについてお話しします。「つながるレメディ」では、詩人・石原弦さんの詩集「石」から「分水嶺」をお届けします。
【今週の暦】
9月23日(月)から9月29日(日)/ 旧暦、葉月廿一日から廿七日
・28日(土)「秋分」次候、七十二候「蟄虫坏戸」
小さな虫たちが冬ごもりの準備を始める頃。「むし」「虫」「蟲」のお話。古代中国の「蟲」の概念と、日本の大和言葉「むし」が融合し、自然と深く繋がっていた人々の世界観を紐解きます。
【今週の月】
・25日(水)下弦の月
先週、「中秋の名月」の翌日、18日に満月を迎えた月は欠けていく時期。次の新月は、10月3日(木)です。
【今週の旬】
・金木犀(きんもくせい)
甘い香りが秋の訪れを告げる金木犀。しかし、日本には雄株しか存在しないという少し切ない物語をご紹介します。
・チカラシバ
力強く根を張るチカラシバ。秋の風に揺れるその姿に、自然の逞しさと美しさを感じます。
・新米
新米の美味しい季節がやってきました。母から受け継いだ、新米をより美味しく炊く方法をお伝えします。
【つながるレメディ】
詩人・石原弦さんの詩集「石」から「分水嶺」をお届けします。
【参考】
「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013
「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024
国立天文台暦計算室
「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012
「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993
「七十二候/蟄虫坏戸」高月美樹 暦生活 2023
「私もあなたもみんな「虫」?七十二候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」」ホシナ コウヤ tenki.jp 2016
「「虫」は「むし」ではなかった」杉本浩 漢字教育士ひろりんの書斎 2015
「虫」ウィキペディア
「北海道・利尻山で初冠雪を観測 今季全国初の冬の便り」ウェザーニュース 2024